開業資金(設備資金・運転資金)の調達、国民生活金融公庫融資、銀行融資、公的融資(制度融資)なら資金調達.net

リスケジュールとは?

返済が難しくなったらリスケジュールを

リスケジュールとは金融機関から借りたお金の返済が困難になった場合に、一定の期間だけ返済額を減額するなど返済条件を変更して資金繰りの状況を改善させる方法で、リスケとも呼ばれています。業績の悪化などで資金繰りが苦しくなったのに、金融機関から新規借り入れを断られるなどして資金調達ができない場合に行います。

ただ、金融機関側はリスケジュールの申し入れを無条件で受け入れることはありません。金融機関と交渉して、リスケジュールを行うほうが債務が回収しやすいことを理解してもらう必要があります。

とはいえ中小企業のリスケジュールには柔軟に対応するようにとの金融庁の指導によって、以前に比べてリスケジュールは行いやすくなりました。さらに金融検査マニュアル別冊(中小企業融資編)が改訂され、企業がリスケジュールを申し出たら経営改善計画書の提出がなくても、1年以内に計画書の提出が見込まれるなら不良債権に区分しないことも決められました。このようにリスケジュールを取り巻く環境は変わっており、金融機関側も中小企業が返済条件の変更を申し出てた場合、それを無視することはできなくなっています。

しかしいくら1年以内に経営改善計画書を提出すればよいといっても、リスケジュールの申し出を行う場合は経営改善計画書と資金繰り表を作成することをおすすめします。そのほうが交渉が成立しやすくなるからです。銀行側は返済計画や経営改善計画がない企業に対してリスケジュールを行うのは、非常にリスクが高いと判断します。キャッシュフローのなかから無理なく返済できる金額を割り出し、計画通り返済できることを納得してもらえばリスケジュールを受け入れてもらいやすくなります。

資金繰りに困るようになったのは、経営に何らかの問題があるからです。その問題を解決しなければ、いつまでたっても経営状況は改善せず資金繰りに困り続けることになります。このため思い切った経営改革が必要です。

リスケジュールのメリットとデメリット

リスケジュールを行うメリットは、何といっても資金繰りが楽になることです。一定期間返済額が減るので新規に融資を受けたのと同様の効果があり、借金返済のために借金を重ねる自転車操業に陥らずにすみます。

一方のデメリットとしては、リスケジュールを行っているうちは金融機関から新たに融資が受けられないことです。金融庁は金融機関に対して、リスケジュールを行っていることを理由に新融資を断らないよう指導していますが、現実には新規融資をしてくれる金融機関はほとんどありません。

事業計画書作成でお悩みのあなたへ

実際に融資のおりた事業計画書例25パック実際に融資のおりた事業計画書例25パック

当パックは、実際に日本政策金融公庫や制度融資(信用保証協会付融資)から融資がおりた事業計画書25例を同封しております。

「どのような事業計画書を作成すれば良いかわからない」
「事業計画書を作成したことがない」

これから日本政策金融公庫融資や信用保証協会付融資をお考えの方のお役に立てれば幸いです。