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新創業融資とは?

起業家を支援する融資

新創業融資とは起業家を応援する融資で、新規に事業を始める人や事業を開始して間もない人を対象に、日本政策金融公庫が行っている無担保・無保証の融資です。

起業する事業主はまだ営業実績がないため、金融機関から融資を受けるのは非常に困難です。そのような人たちを支援するために政府が行っている貸し付け事業で、新たに事業を開始する人と事業開始後の税務申告が2期を迎えていない人が利用できます。

融資限度額は3,000万円で、運転資金として借りる場合の上限は1,500万円となります。無担保、保証人不要で最大で3,000万円まで借りられるのは、起業をする人にとって非常に魅力的です。金利も金融機関で借りるより低く設定されています。これが新創業融資の最大のメリットとなります。

自己資金が少なくても借りられる

新創業融資は無担保・保証人不要で最大3,000万円まで借りられるのが最大のメリットですが、それ以外にも大きなメリットがあります。それは自己資金の割合が低くても借りられることです。通常、都道府県などが行っている創業融資事業では、自己資金率が50%などと高めに設定しているところが多いのですが、新創業融資では自己資金率は10%あれば借りられます。

自己資金率は自己資金/事業に必要なお金×100の数式で求められます。たとえば自己資金が300万円あり、事業に必要なお金が3,000万円だった場合、300万円/3,000万円×100=10で、自己資金率は10%となります。つまり300万円の資金があれば、3,000万円が借りられるという理屈になります。ただし審査がありますから、300万円あればすべての人が3,000万円借りられるわではありません。3,000万円を上限にしていますが、実際に借りられる金額は1,000万円が限度といわれており、計画書などがずさんな場合は融資自体を断られることもあります。しかし少ない資金で起業ができるのは、とても大きなメリットです。

なるべく多くの金額の融資を受けるためには、画期的なアイデアや高度な技術があるなどの強みをしっかりとアピールし、将来性のある事業であることを伝えることが大切です。また、返済計画や損益計算などもしっかりと行って、きちんと返す意志や、財務に詳しい経営者であることも理解してもらいましょう。そのうえで必ずビジネスを成功させるという意欲、雇用創出や地域活性化など社会にも貢献することなど経営ビジョンを説明し、まじめに事業に取り組む人物であることを示すことも大切です。

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